日韓問題ヘイトだとか差別だとか、そういう「思想や差別」ではなく、「景気と雇用、福祉」の問題だと述べています。
実際、その通りなのです。
この問題は、私達の経済問題であり生活問題です。
その視点を明らかにしたという意味において、この記事による小坪先生の記事は歴史に残る動議、もしくは新しい社会問題の提起といえます。
共産主義は、共産主義という言葉が誕生することによって、人類に悲惨な歴史を刻みました。
民主主義は、その言葉が誕生することによって、民衆が王権を制限するという新しい時代を築きました。
同様に、人文科学の分野では「新しい視点や造語」が、新しい時代の潮流をつくります。
その意味で、小坪先生の動議は、とても重要意味を持ちます。
韓国の反日思想や反日政治に対して、日本から嫌韓という答えを返すのではなくて、国内景気、国内雇用の確保、国内福祉の充実という、外交とはまったく関係のない次元で、韓国との縁を断つ方向性を示すからです。
詳細は小坪先生のブログを御覧いただくとして、現実の問題としていまの日本の景気が決してよくないことは事実です。
わたしたちは、当初、この問題はデフレギャップの問題と認識していました。
通貨発行量が少ないことで、国内経済にお金が回っていない。
だから、通貨発行量を増やし、政府が率先してお金を遣っていけば、景気は回復していくのではないか。
つまりアベノミクス路線で、国内景気は快方に向かうであろうと予測していたわけです。
ところが景気は一向によくならない。
消費税の増税効果ももちろんあるでしょうけれど、問題はそれだけではない。
産業そのものが空洞化していて、雇用が確保できないのが現実なのです。
雇用も少ない。景気も悪い。給料も上がらない。無職ならその給料さえもない。
主婦がパートに出れる機会を増やそうという議論もあるようですが、そもそも主婦がパートなどに出なくても、旦那の稼ぎで一家の家計がちゃんとまわることが大事です。
旦那の給料が月20万だから、女房のパートでも月20万もらえるようにせよ。そうすれば月40万の収入になるではないか、というのが、その議論の根本にあるようですけれど、これは本末転倒です。
なぜなら、旦那の給料が月40万稼げるようにしていくことが先決だからです。
では、なぜそれができないのか。
答えはあきらかです。
産業が空洞化している。
モノつくり日本のはずが、気がつけば、日本はただの部品メーカーになっていて、完成品の製造と販売、つまり、いちばん儲かる、いちばん利益のとれるところは、韓国に持って行かれているわけです。
もともとは「分け与えている」つもりだったのでしょうけれど、いまではすっかり、完成品は韓国で、日本はただ部品を供給するだけに成り下がっています。
韓国で製造した方が、人件費が安いというのは、実は真っ赤な嘘で、その儲けが日本にもたらされない。
それどころか、最先端の部品供給まで、韓国にパクリで持って行かれている始末です。
下の図は、以前NHKが出したGDP基準の世界地図です。
すこし古いもので2005年のものですが、下の図の右側にある紫色が日本です。
そのすぐ左側にある緑が、韓国と支那です。
けれど、その支那や韓国の経済力というのは、彼ら自身の勤勉がもたらしたものなのでしょうか。
私は違うと思います。
日本は、GDPに占める輸出の割合はたいへんに低くて、実は毎年数パーセント以下です。
ですから紫色のほとんどは、国内経済によります。
一方、支那や韓国は、完全な輸出依存型のGDPです。
そしてその輸出品は、日本の技術であり、日本の部品を組み立てただけのものです。
つまり緑色の部分の支那、韓国のGDPは、実はそのまま日本の経済力の「付替え」でしかないのです。
では、付替えをやめたらどうなるか。
日本はものすごく景気が良くなります。
日本国内で完成品が作られるのです。
その分、雇用も拡大する。
企業利益はあがり、みんなの所得はあがります。
そしてその一方で、韓国や支那は、間違いなく「慰安婦がー」、「南京がー」と言って騒ぐことでしょう。
だからといって、日本をあからさまに侮蔑している人たちを、どうしてわたしたちは助けてあげなければならないのでしょうか。
いまや、支那に至っては、自称、世界第二位の経済大国なのです。
にも関わらず、日本は相変わらず補助金を出している。
韓国に至っては、国力をつけ、オリンピックの誘致をしてさんざんインチキを行い、さらには国連の事務総長ポストまでいまでは手に入れているわけです。
このうえ、どうして日本が彼らを援助してあげる必要があるのでしょうか。
産業の空洞化という言葉は、これまで別な意味で使われてきましたが、日本の国内の雇用を守ること、日本の最先端技術を守ること、日本人の生活を守ることにこそ、政治や経済の意義があります。
日本に落ちるべき利益を隣国に垂れ流し、若者たちの雇用まで奪っておいて、その若者たちに「ワシら、歳をとったから年金の面倒みてくれ」は、あまりにもお粗末です。
そして支那や韓国と断交することは、結果としては、日本の経済力を取り戻すことになり、日本の経済が活性化することは、すなわち、高齢者の福祉にも、大きな影響を持つのです。
日本がどんなに通貨を発行しても、肝心の働いて得るべき利益を隣国に奪われているという現状では、日本の景気など、よくなるはずもありません。
他所の国の心配をする前に、わたしたち自身の雇用が守られ、わたしたち自身が食えるようになることが肝心なのです。あたりまえのことです。
該記事には、次の記載があります。
「韓国と距離がとれることは
ものづくり大国日本の復活であり
それは若者の雇用獲得であり、
景気経済の話なのである」
「若者が仕事をし所得を得る、そこから納税するのだ。
私たちが無職で福祉が存在し得ると思っているならバカだ。
税金は有限で、経済の細かい話は専門家もおられようから詳述しないが
若者が働かず、老後の福祉がありえるという理論があって、
皆さんはそれを信じるのか?」
ぜひ、当該記事をご一読いただければと思います。
↓ ↓ ↓
http://samurai20.jp/2014/11/kolia-3/
ちなみに、小坪先生とのお付き合いは、かれこれもう6年になります。
私が日本の心をつたえる会を立ち上げた頃、時を同じくして彼はFNSフリージャパンという会を立ち上げました。
日心会は、やや文化的な視点から日本的心を取り戻そう、フリージャパンは国会請願など、具体的な政治課題への提案がテーマです。
ところが日心会が会員数8千人となり、フリージャパンも請願活動が目立つようになると、途端に私も彼も会の内外から猛烈な批判にさらされ、ネットでも、笑ってしまうくらい中傷されるようになりました。
同じ時期に会を立ち上げ、同じ時期に中傷を受けるようになり、しかもその中傷の内容も手口も、まるでコピーしたかのように、まったく同じ。しかもあとでわかったことには、それを操っている背後の人物まで同じ。
お互いにこれを知ったときは、大爆笑でした。
結局、ネット工作員というのは、実に層の薄いものでしかないのですね。
ちなみに初めてリアルで会ったときには、これまた大爆笑でした。
というのは、お互いに、自分の鏡を見ているような気になったのです。
写真で見ると全然違うのですけれど、一緒にいると、なんというか、発しているオーラのようなもの(?)がまるっきり同じで、同じ人に見える。そこにいるのが自分を鏡で見ているような気がしたのです。大笑いでした。
おまけに考え方も思想も同じで、こうした活動を経由して経験した体験もほぼ同じ。というわけで、ますます親しくさせていただいている次第です。
----------以上「ねずさんのひとりごと」様より引用----------