極めつけは、広告のデザインだよ。通販会社だから、広告が販売の最も重要なツールだ。それでよく「何々の広告を作りたいから、案を3つぐらい出してくれ」って広告代理店に頼む。
それで広告代理店は仕事だと思って、喜んで広告デザインの案を持ってくるだろ。そしたら、「じゃあこれは預かっとく」て言って、それっきり。1ヶ月たっても何の連絡もないの。
何で連絡がないか。その広告のデザインを直接自分のところと取引きしてる“版下屋”に持ってって、広告を作っちゃうんだよ。でもって、別の広告代理店に“完全原稿”として入稿しちゃう。
そしたらほら、デザイン料タダじゃん。だから元々広告の案を出した広告代理店には何の連絡も来ないの。まあ普通だったら「裁判してやる!」ってなるでしょ。ところが広告の案を盗まれたぐらいで裁判してたら、裁判費用のほうが大変じゃない。
だから今まで裁判に持ち込まれたことは一度もない。それで調子に乗って毎回そんな感じなのよ。だから広告の仕事は(お金払わないから厳密には仕事じゃないけど)毎回違う広告代理店に出すんだよ。
もちろんそんな小汚い手を使うところは、一巡したら誰も相手にしなくなるんだけれど、広告代理店というのは、大から小まで星の数ほどある。だからちっともその社長はこりるということがないのよ。
支払いだって、いつもいつも「まだこの仕事は形になってないから」という理由でいつまでも払おうとしない。そりゃもう半年手形みたいな仕事の仕方してるんだ。それで金をもらうほうの相手が、いい加減シビレを切らして「もういいよ。あんたとは取引しない」となったらその馬×鹿社長は「ラッキー!払わないで済んだ。」みたいなもんだからな。
凄いぜ。ホントに。同様に出入りの納品業者にも物凄い手使うからね。商品がたくさん売れたら「ほら見ろ俺が広告すればこんなに売れるだろ!」って自慢しまくり。それでもって商品が売れなかったら「広告が悪い」「商品が悪い」だからな。
次にやることが「売れないのは広告のせいだから、媒体費をまけろ!」「売れないのは商品が悪い。払いたくないから商品代金をまけろ!」だぜ。
でもそもそもその商品を「売れるから」って仕入れる事を決めたのは、紛れもなく社長本人だ。それで売れなかったら、「この商品じゃうちは儲からないんだよ。せめて仕入れを安くしてくれないと駄目だ」なんて言って、納品業者に大幅値引きをさせる。
そもそも売る事を決める段階でロット単位と単価なんてものは、決めとくのが常識だ。もちろん「RアンN」と取引してる業者もそうしてる。にもかかわらず、“売れないことが解ってから”値引きしろといってくる。
当然業者とは喧嘩になるわな。そしたら「あの業者は悪い業者だ」だものな~。
どう?凄すぎでしょ。ある意味エイリアンみたいだよな。完全に自分のことしか考えてない。しかも世の中、ずうずうしい奴・自己中な奴はなぜか周りが「あの人はそういう人だから…」っていってフォローしちゃうだろ。
それがいけないんだよ。だから悪い奴ほど、何の咎めも受けずに世間にのさばってる。こんな馬×鹿野郎でも社長なんだぜ。将来はきっといい死に方しないと思うけど、現在はまだまだバリバリ社長伝説驀進中だ。