そして戦後すぐ、「これからの時代をになう青少年を育成する。」という名分でGHQの指導による学校給食が始まった。もちろんそれまで日本人が、あまり考えてもみなかった「栄養学」と一緒に。
そして当初、日本人男性の1日必要カロリーは3200キロカロリー(違ってたらごめん)と定められた。ところがこれはあくまで米国基準で、その基準をまもると日本人は余計病人が増えるんだ。いわゆる生活習慣病(成人病)だね。
まあその事は置いといて、当初はアメリカが大量に生産していた小麦を輸出する相手国にしようと、学校給食で子供のうちから「パンの味」を教えようとなったわけだ。と同時に、「日本では戦後の食料不足のうちは小麦を輸入するとしても、すぐに自給してしまうのではないか。」という意見と「日本人の米離れはそれほど進まないのではないか」という意見も考慮された。
ではどうするか、アメリカで生産する穀物を牛に食わせて、その牛肉を輸出するほうが、よほど穀物を大量に消費できる。ということになった。だから学校給食で「日本人の子供に肉を食わそう」となったわけ。
ちょっと聞くと効率が悪いやり方にも聞こえるけど、それはあくまで米国内での効率の悪さであって、輸出するにはかなりな効率になる。つまり、大量の穀物を輸出するよりも、米国内で“大量に穀物を消費した結果の生産物”を輸出したほうが農業生産者ももうかる上に、より高価な生産物を輸出できる事になるんだ。
そのようにアメリカにとっては、戦争はイコールビジネスで戦争に勝つのは当たり前。戦後どの様に利益を自国誘導するかの事を全て、100年分ぐらいの戦略を練って進めるんだ。前のほうのブログでも、(7月8日、7月12日、7月20日)何度もアメリカの戦略的思考について述べてるけど、アメリカというのはそういう国なんだよ。
その観点から、現在、なぜアメリカが“世界最大のテロリスト集団”になったのか。そしてなぜ“テロが世界に広がるような政策をとるのか”を説明するには「911以前のアメリカ」から説明しなければいけないと思うんだ。まあ、あまり難しい事ばかり続けるとみんなが飽きちゃうんで、今日はこのくらいにしとこう。アメリカが本当は「戦争で儲ける」以上にやりたい事がある。って事がだんだんと解ってくると思うよ。
言っとくけど「武力による世界征服」なんて単純なのじゃないよ。続きはまたいつかね