しかもそれは全体の流としてでなく、流れ込むスポットがたくさんあるという状態で存在するのだ。そう。そのスポットがたまたまK坂氏の研究所あたりにあったに過ぎない。
だから氏の研究所では方位磁石が直立し、日本の他の地域では「普通に北を指す」だけのことなのだ。しかもこの地磁気スポットは、地球中心核の溶けた鉄やニッケルが、対流を起すことにより、長い年月をかけて移動していくことまでが解った。
つまり、本年4月22日にたまたま“強力でしかも正確”な観測装置を持ってるK坂氏の研究所にスポットが移動してきただけのことなのである。
だから、前項「1.」の観測は正しかったとしても、それ以降の全ての仮定が勘違いであるのだ。試に私は「宇宙が収縮しているのなら、赤方偏移は観測されなくなるはずなのでどこかの研究所等で赤方偏移が青方偏移に転じたことを発表していないか?」
同時に「収縮する宇宙で時間逆転は観測できるのか?」と氏に直接(しかも公開で)ぶつけてみたことがある。
答えは「そんなこと私は知らない。そもそも古典科学など相手にしていない。」であった。とんでもない!宇宙収縮と時間逆転は古典でもなんでもない。れっきとした宇宙物理の最先端だ。
私が氏のホームページに最初に「時間逆転」の概念を持ち込んだことは間違いのないことであるし、消されていなければちゃんとログが残っていることで証明できる。
「時間逆転」の概念を私が書き込んだときには、彼も彼の支持者もまったくの無視で、同意も反論もなかった。
ところが一ヶ月もしないうちに、K坂氏は自身の説に「時間逆転」を取り入れてきたのだ。曰く「宇宙は収縮に転じた/時間は逆転している」である。そして、彼および彼の支持者達は時間の逆行で映画を逆回しで見るような世界が体験できると本気で信じている。
そんなことは絶対にない!逆回しを逆回しだと認識できる人間は正常回転内の人間だけなのだ。逆回しの世界に住んでいて、どうして逆だと理解出るのだ。ありえないだろう。
前にも書いたが、仮に宇宙が収縮に向っていても、時間は逆転になはならないのだ。(6/28参照)と同時に6月30日にも私は「時間逆行しないままでも宇宙収縮でエントロピーは減少する」とも書いている。
その後しばらく様子を見ていた。結果は「カミソリ以外の物質は、ほぼ全て正常にエントロピー増大している」のである。包丁も研がなければ切れなくなってくるし、電池も使えば減る。これこそ“正常な”世界なのだ。
つまり、6/30日の私の意見に従う限り、宇宙も収縮に転じてはいないのだ。ではなぜカミソリだけにエントロピー減少が起こるのか?恐らくは、強力な一方向の磁場が常にかかることにより、カミソリのような細い先端ぐらいは、自然に研ぎの状態になるのだと思う。
地磁気の流入スポットに近い立早の自宅も、常に一方向の磁場がかかっているのだと思う。それによってカミソリ程度のものなら“研ぎ”がかかってしまうのだ。
もちろん実験したわけではない。でも感覚的にそう感じるのだ。もしこのブログを読んで、実験してやろうという奇特な方が居られたら、ぜひとも実験して見て欲しい。
ただし地球規模の磁場ともなれば、簡単な子供の磁石ぐらいでは実証実験は不可能だと思う。にしても、現在「カミソリはいくら使っても切れなくならない」ことを発見しただけでも、かなり凄いことだと思うけどね。何しろ「エントロピーの減少は絶対にない」のが科学の常識だから。(然し一部の植物では、エントロピー減少を観測されたことが実際にある。)