今すぐフェザーの株を売れ!
耐久諸費材関連株を空売りするんだ。そうすれば大もうけだ!
もうかるかどうかは株やさんに任せるとして、エントロピーが減少する世界の状態なんて一体どうなるか解ったもんじゃない。
もちろん究極的には“エントロピー減少は良いこと”なんだけど、その状態が常識になるまで、何十年ものあいだ、それを理解できない人間とうけいれる人間との間で大混乱となって経済なんて成立しなくなってしまう。
つまりわたしもあんたも食えなくなるって事だ。
これはかなりヤバイぞ。
一説によると、ビッグバンによって膨張していた宇宙がついに縮小に向ったというのがある。
だとすると、エントロピーは当然減少に向う。
だって時間はビックバンによって出来たのだから、膨張が縮小に向えば時間は逆行してしまう。時間が逆行するということは、エントロピーはどんどん減少するわけだ。
このことは私が言ってるんじゃなくて、ホーキング博士の有名な説だ(記憶で書いているので、別の学者の説かもしれない)。
で、私なりにいろいろ観察してみたが、どうも時間は逆行していなうようだ。
時間は順行したまま、エントロピーだけが減少に向っているようなのだ。
ただし、今のところ電池は普通に使えば減っている、つまりエントロピーは順調(?)に増大しているみたいだ。
どうなんだろう?
うちの奥さんは別に「包丁がだんだんよく切れる様になっている」とは言わない。
28行前の言葉に戻ってしまうが、「かみそりの刃だけがエントロピー減少している」
のだとすると、もっと訳が解らないことになってしまうじゃないか。