エントロピー減少の可能性について
 どうしても自分自身の書いた
6/24・
6/28の記事が気になっている。
どうして膨張する宇宙が縮小へと向うとエントロピー減少が観測される様になるのか?
そのことについて何も検証というか説明がされていない。
これは私自身の説であり、誰かの意見を聞いたわけでもなんでもないので間違っている可能性は大いにある。
それでもどうしてもこのように感じているのである。
つまりエントロピー増大とは、「増大」という言葉ではあっても実はエネルギーがなくなっていく、減少してゆくことなのだ。
元の意味では無秩序が増大してゆくと言う意味であると思うので、言葉自体は間違っていないが、素人目には「なぜ増大すると、エネルギーが減るの?」と単純に感じてしまう─
この宇宙はビッグバンによって始まった。
それ以前は時間・空間・物質・目に目に見える形としてのエネルギーでさえ存在しなかった─目に見えない形でのエネルギーは存在した。そうでないとビッグバン自体が起こらない─
そこでビッグバンで一気に開放されたエネルギーは、どんどん膨張をもうかれこれ150億年も(誰が調べたのかは知らないけど)つづけいているらしいことだ。
そうすると当然の帰結として、宇宙全体のエネルギーはどんどん希薄になってゆく。
まさにそれがエントロピー増大ではないかと。
通常「宇宙は膨張している」と聞けば、星と星の間隔が広がってゆくという意味で捉えるだろう。それも間違えではない。
しかし、ひとつ大切なことを忘れているのだ。
全てが膨張する世界では、あなたも私も年々大きくなってゆくのだ。
でもいまあなたが手にしているメジャーも年々大きくなっている。だから大きくなっていることは解らない。
とはいっても昨日と今日の大きさの違いは、150億×365分の1でしかないが。
そんなことがあるのか?あるのだ。
物質の実態はスカスカだ。原子核の周りをうんと離れて電子が回っている。その間は空間だ。
だからビッグバンが全ての根源であるとする説に従う限り、全ての物質もどんどんエネルギーを放出しながら膨張していてもおかしくないのだ。
物質間を結びつける「強い力」と星の間の引力とは違うという意見もあるだろうが、まだ発見されていない統一論があると仮定すれば、宇宙も物質もどんどん希薄になりながら、エネルギーを失っていくということになるだろう。
それがエントロピーの増大だ。
これだけしつこく説明すれば、賢明な方はもうお分かりいただけるだろう。
膨張で失われてゆくエネルギーは、縮小で増大してゆくのだ。
すなわちエネルギーの増大とはエントロピーの減少だ。
こう考えることによって、はじめて「時間が逆転していないのにエントロピーが減少している」ということが説明できるのだ。
そうなると、神坂新太郎氏の「宇宙が収縮に転じた。」という説が俄然現実味を帯びて感じる。
実際かみそりの刃は、古いものがどんどんよく切れる様になってきているのだ。
確実にエントロピーは減少しているように見える。
記事ID:45 494PV 2005-06-30
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