ということらしい。でもこの機械は絶~対に売れっこないんだよ。だって一台6万円もするんだから。一般の子供のおもちゃで、しかも本当にアイスクリームが作れる機械なんて今は探せば3,000円くらいからあるだろ?
何で同じ機能のものに、20倍もの金額を払う人間がいると考えるのか?まったくもって不思議でしょうがない。
機械というのは「便利さ2倍で価格が1.5倍」というのが買い替えを促進する最低の条件なんだよ。つまりよほど便利でなければ、今までより高い金額を出す人間はいないの。
この機械の便利なところは「あとで洗わないですむ」というところしかない。ぜってーうれないってばよ!そんなことも分らんような奴が社長をやってるんだよ。
な。日本の会社がすぐ潰れる理由が解るだろ?でもってこの機械の販売会社は、「この機械を買えば新幹線や飛行機でも、作りたてのソフトクリームを販売できます。」って得意げに言ってたけどサ、1度に1個づつしか作れないんだぜ。
だめだろ。プロ向けには。というと「本格的なアイスクリーム販売の会社は、専用のソフトクリームマシンを買えばいい。この機械はついでにアイスクリームも売ろうという目的で使える。」っていってたけど、それこそ全然駄目。
考えてもみなよ。1台6万円の機械で一体いくらの利益を出せるんだよ。“ついでの販売”というんなら1日5~10個ぐらいがいいところだろ。車内の販売だから高めの価格設定として600円売り、荒利50%として300×10個で3,000円の利益。
丸1日稼動させて3,000円の利益が出る機械なんて、誰も相手にしないって。しかも販売には人手だろ。バイトの時給が800円として、アイスクリーム製造→配膳→空き容器回収で1個のアイスクリームに人手が6分かかるとして、1日にバイトがアイスクリーム販売にかける時間は1時間だ。
とすると3,000円の利益から時給分800円を引いて2,200円!27日間稼動させてやっと機械代が出るか出ないかだ。
そんなんどう考えてもだめだろ。しかもこの計算には電気代も当然入っていない。さらにこの機械はけっこうでかい。専用のアイスクリームマシンと大きさでは大差ないのよ。そんなもの一般家庭でも買ったら困るだけだし、業務用としても使えない。