昼間の父は別の顔（「月刊Cマガジン」2003年03月号に掲載）

花粉注意報発令中

昨年11月号の本欄を覚えおいでだろうか?
そう。私は“変人を目撃する”運命にあるのだ。
あの時は裸にタイガーマスク着用という、半分ストリーキングのような変人を目撃したのであるが、この季節になれば必ず思い出す「変人２号」をも私は目撃しているのだ！

人に言っても絶対話を作っている、と思われるのだろうが本当に目撃した。
それは今の事務所の前の事務所、築地のとあるマンションの玄関前でだ。

その男は齢(よわい）※54～5歳、小太りで頭は禿げていてメガネをかけている。
服装は中綿が少し入ったようなジャンパーに普通のズボン着用。
花粉症の季節によくありがちな大き目のマスクをして道を歩いてくる。
ここまでは別にどこにでもある光景であろう。

しかし普通とちょっと違ったのは、「奥様は魔女」ではなくて
（このギャグは中年以降しかわからない）…

その男のマスクには、なななんとネコの顔が書いてあったのだ!!!

どう見たって普通に歩いてくる。
しかし顔のマスクには猫の絵が…しかもちょこっと書いてあるのでない、
マスクいっぱいに黒いマジックのような物で書いてあるのだ。

とにかく口で言っても解らないだろうからイラストを参照（クリックで拡大）して欲しい。
どう見たって変だ！どうしてなのだ訳が解らない??
※筆者注：イラストを紛失してしまいました

私の部下の意見では、
「マスクをしたまま寝てしまって、誰かにいたずら書きをされ、
気づかずにそのまま歩いているのでは？」という事だった。

それにしてもそれほどまでにでかでかと、猫の顔を書いたマスクをしていて気づかぬものなのか？
街を歩いているのだから周囲の視線は気にならないのか？
わざとなのか、それとも気付いた時には大赤面するのか？

真相は北風に舞い花粉と共に街へと消えた!!!
※よわいとは、強い弱いではない！年齢のこと

記事ID:16 1796PV 2003-04-01

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