水を入れたビニールを再度用意する時間があったんだからさ。また失敗する事を予測してバケツとウエス用意しときゃ、実験の先生が水の噴出すビニールを持って、パニクッて走りまわる事だけは避けられたのにね。
見事に先生“8の字”にぐるぐる回ってたぜ。きっとあの先生には二度とテレビのお呼びはかからないんだろうなあ。
やっと苦労して、テレビに出るところまで知名度が出てきて、「目指せ伝次郎!」なんて言って出演してたらどうする?最初の出演で終っちゃったよ。ご愁傷様としか言えないよな。
立早のテレビの見方はほとんどこんな感じだね。通常の番組内容にはほとんど興味なし。ハプニングばかりに目がいくね。しかもどういうわけか立早は幻のコマーシャルとか幻のNGを良く目撃するんだ。やはり「類とも」のたぐいかね。立早が面白い事を待ってるから、向こうからやってくるというね。テレビなんてあんまり見ないのに、面白いシーンばっかり目にするよ。
一度なんかさ。NHKの「畠山」さん(ニュースセブン担当)がローテーションの都合でニュースナインに出たときにさ。「皆さんこんばんわ。ニュースセブンではないんです!」って言ったの見ちゃったからね。
そう。いつものくせで「ニュースセブン」と言いかけて、ニュースナインだったから、思わず口走っちゃったんだろうね。ニュースではないんです!ってね。これは最高だったな。
立早すかさずテレビに向って「おいニュースじゃないって、ニュースなんだろ?」って突っ込んじゃったよ。畠山さん最高!それにしてもNHKの畠山さんの写真若すぎだよ。いつの写真使ってるの?もっとオッサンじゃん。だめだよ若いときの写真使ってちゃ。(立早もあまり人の事いえないけどね?意味不明)
それとかね、台風の中継のニュースなんて「現場行きます3.2.1…」「ハイこちら現場の、いてー!」ってのあったからね。中継に入ったとたんに頭の上通してたケーブルが、強風にあおられてレポーターに“バシッ”ってあたったの。それでさ、「し、失礼致しました。こちら現場の、いてー!」ってもう一度別のケーブル落ちてきたからね。結局現場の中継はないままニュースは終り。
そんなので、毎回何人が責任取らされてるんだろうか?とか考えちゃうもんな。とにかく一般社会では(特にマスコミ関係はよけいそうだけど)なにか“事故”があった場合は必ず責任者は誰かを決めて、“責任者”に責任を取らせるだろ?それが始末書ぐらいならまだしも、けっこう簡単に“クビ”ってのもざらだからね。
しかも本当の責任者は絶対に言い逃れするだろ?あまり関係のない奴の首を切って一件落着。が多いよな。まあ所詮は他人の事なんで、立早がどうこう言う気もないんだけど。
もうひとつあったな。随分前の幻のコマーシャルで「自民党宮城県人会」(地方名が間違ってるかも)のやつ
「おい小泉さん!なにやってんのよ!」
「こんなんじゃ、私が総理やったほうがまだましよー!」
ってオバハンが叫ぶコマーシャル。
あれは自民党本部からNGがでて即放映打ち切り。
「地元以外では放送されてません。」と後のニュース解説で言ってたけど、それはうそなんだ。実際は東京地方でもたった一度だけ放送された。そのたった一度を私見たからね。
「わーなんだこれ!自民党がこんなこと言っちゃっていいのかよ!」って叫んだもん。それから随分してから、ニュースで「こんなコマーシャルがあって自民党からNGが出ました。」って言ってそのコマーシャルを流したの。
そして「地元以外では放送されてません。」と。でも私は確かに見たのよ。そのニュースよりずっと前に。まそんな感じで、わたしは“面白い事”を目撃する運命にあるのだ。