この記事のカテゴリ:立早的エセ経済学

お金の話:世界の見方でもあり、初歩経済でもある?

 いやあー忙しいね!8月は忙しいのよプールの監視員のバイトで!死ぬほど暑いけど、水着のおねいさんを眺め放題だよ♪

なんて書いたらみんな信じちゃうんだろうなあ。

とんでもないのよこれが。8月は本当に忙しくて夏休みなんてとったことないし、海なんてもう忘れちゃうぐらい行ってない…別に行きたくもないんだけどね。

いやいや泳げないからじゃないよ。もうそんなことでは嬉しくならないの(年齢的に)別に周りに水着のおねいさんが大挙していても、付き合えるわけじゃあないしね。(でももてたい人)

さて、先週は「立早的世界の見方」で「アメリカが戦争を好む本当の理由は、機軸通貨ドルを守るため」ということで終ったね。じゃあなんで基軸通貨でなければいけないか?について。

これはもう簡単。アメリカにはお金がない。これで終わり。あまりにも単純すぎて解らないだろうから、ちょこっと詳しく。

このシリーズでずっと言ってたように、アメリカは万年赤字だね。でも国民は皆ゼイタクだ。貯金なんかしなくてもいいから、贅沢がしたい。だからお金は使う一方で、どんどん輸入する。

輸入すれば代金を払わなければいけないけど、国全体として赤字なんだから払うお金がない。とすればどこかからお金を持ってこなけりゃいけない。

で、どうやってお金を都合してたかは、前のほうの「立早的のひとりごと」を読んでもらえば解ると思う。ところが本当はアメリカは、それだけじゃ全然足らないんだよ。

議会の承認がいらない「秘密プロジェクト」みたいなものをたくさん抱えてるだろ。「エリア51」なんてのは超有名だけど、それ以外に“アポロ計画の技術と金”で秘密兵器を研究してたり、“強いアメリカ”のレーガン時代の「スターウォーズ計画」とか、秘密予算はいくらでも使っている。

このお金をどうやって払っているか?印刷して払ってるんだよ。何しろ議会承認を必要としない秘密予算だから、青天井に使える。でも現金はない。じゃあ印刷しちゃえってこと。

ところがお金というのは、印刷しただけでは価値がないんだよ。国民の経済活動の結果としての“税収”があがってくる事によって、“そのお金に実績がある”という前提で価値が認められるんだ。

つまりお金の価値というのは“みんなが価値があると信じること”の上でしか保証されていない。昔のように兌換券として、“いつでもその価値分の金(きん)と交換できる券”だったら価値があったんだけれど、現在の経済活動の規模は、地球上に存在する金の総量ではまったく足らなくなってるからなんだ。

だから今のお金は兌換券じゃないんだね。よく一般の人が「予算が足らないならお金を印刷すればいいじゃないか」というけれど、そんなことどう考えたって駄目なんだよ。

仮に日本のお金が“価値を無視でどんどん印刷しているお金”だとしよう。世界のどこも受け取らないよね。だから貿易の決済ができない。じゃあドルを買えばいいって、ただの印刷したお金とドルは交換してもらえないよね。

でも、そこで「1ドルと105円は駄目でも1,050円ならどうですか?」と言ったら交換してくれるだろ?とりあえず日本国内では使えるお金なんだから、10倍くらいの金額となら交換してもいいと思う奴もいるんだよ。

その10倍のレートでもらった“ただの印刷した紙”で日本の商品を買って、どこかよそで売ればもうかるからね。ところがその時点では日本にもろくに“物”がなくなってきている。

だって日本の“円”で買える“物”がなくなってくるんだから。そうしたら、もっと高いレートでないと誰もお金を交換してくれなくなる。これをくり返してハイパーインフレに突入する…これが通貨暴落だよ。

学校のとき習っただろ?「景気が悪いのに物凄くインフレになる」というやつ。ハイパーインフレより凄い「スタグフレーション」になってしまう。お金の価値がなくなるんだと考えれば解り易いんだ。

だから“どんどん印刷したお金”は使えないんだよ。ところがアメリカは実際にそれをやっている。つまり秘密予算だから「どのくらい適当に印刷してるか」誰にも解らないから、勝手に印刷しちゃってるんだよ。

もちろん世界も馬×鹿じゃないから、そのくらいはうすうす感ずいている。でも「基軸通貨」である限り、絶対にみんな受け取る。たとえ価値がないかもしれないお金だったとしても、「決済に使えれば、たとえ国家製造の偽札でもいい」というわけ。

だからアメリカは今までは安心だった。ところが今は「ユーロ」がある。これが意外にも人気で、貿易決済通貨をユーロに切り替えようと考える国がけっこう出てきた。こうなるとアメリカは内心穏やかじゃないのよ。

一国認めると、どんどん切り替えが促進して行って、最後にはドルが世界の基軸通貨じゃなくなる日が来るかもしれない。そうしたら、タダでさえ赤字でどうしようもないアメリカは終ってしまう。

だからこそアメリカは“弱そうな相手”でしかも決済通貨を「ユーロ」に切り替えようとする国へ宣戦布告する。イラクは確実にそうだったし、これからもそうだろう。

戦争で敵の政府を転覆し、傀儡国家を樹立させ、ドルを使用させる。これが戦争好きアメリカの本当の戦略だよ。

じゃあ、前に書いた(7/12日)「日中戦争」はどうなのか。おんなじ。別に“弱そうな相手”ではないけれど、それだけに「中国」を親米傀儡国家に変更できれば、アメリカにとってこんなに“おいしい”ことはないんだよ。なにしろ人数が多いからね。それら全員が「ドル」を使うようになったら、アメリカは万歳なんだろうなあ。

記事ID:76  820PV  2005-08-22

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