「偶然は必然に起こる」ということを
ユングか誰かが言っていたが
(誰の言葉か失念。多分あってる)
本当にその通りじゃないかと、結構以前から感じている。
といっても、私は不思議なことを何でも信じる神秘論者ではない。
よく巷間言われる
「時計を見るといつもゾロ目で、
自分に何か神秘的な力が作用しているのじゃないか。」
なんてのがあるが、あれは明らかに間違い。
それなら私だってディスプレイ隅の時計を見ると、
いつも決まって「14:14」「15:15」「17:17」だ。
これのどこが不思議なんだ?
時計はいつでも視界に入っている。
たまたまゾロ目のときに気がつくだけだ。
人間は見ていても見ていない。
脳が理解してはじめて映像として意味を持つ。
それだけのことなのよ。
つまり、見ていても
潜在意識でカットしてしまっている「現在時刻」が、
意味のありそうな
-例えばゾロ目-
の時だけ気がつくだけにすぎないのだ。
だからこれは不思議でもなんでもない。
なんでも「不思議だ。」
もっと言えばなんでも「霊の仕業だ。」
とかいう人間の気が知れないね。